入院1日目(手術内容の決定)
手術自体をどうするのか考えていたら朝まで寝られませんでした。
出した決断は①。「追加で上顎を切る(上下顎移動術)」の選択。
詳しい説明は入院中にあるので「もし気が変わったら手術直前でもやめていい」と言ってくださった先生方を信じ、とりあえず入院することにしました。
初病院食(通常食)
【入院当日スケジュール】
9:30 窓口受付(入院手続き)
9:50 外科へ
10:00 アンケート記入・検温
10:15 病棟へ・看護師さんから説明
10:45〜11:30 主治医から同意書の説明6〜7枚
12:00 お茶配布
12:30 昼食(通常食)
13:00 矯正科へ(手術内容の説明・リスク・シュミレーション比較)歯型取り
14:15 看護師さんから術前・病院の決まりの説明
15:00 執刀医から手術内容の説明
15:40 看護師さんから術前の説明・病院案内・術後の歯磨き練習指導など
16:00〜17:00 矯正科 フック付ける・歯型取り
18:00〜19:25 矯正科印象
19:35〜20:10 夕食
20:10〜20:30 矯正科歯型とり・十字の機械固定
20:35〜21:00 シャワー
21:10 消灯
21:55 就寝
消灯までスケジュールみっちりでした。
大部屋は女性4人で、「何でも聞いてね」と話しかけてくださる優しい方々ばかり。
看護師さんも親切で入院生活への不安は一気に解けました。
さて、
【病院に確認したこと】
>上顎の長さ(傾いてる)は、矯正での圧下(歯を上に上げる)でどの程度治るのか。
→歯茎にネジを打って行う矯正インプラントでは、奥歯3本を中心に上に引っ張り上げるため部分的にしか変えられない。歯茎全体の見え方がそこまで変わるか微妙。
上顎を切る手術ならば、確実に変えられる。
>左上顎切除だけでいいのか。右は必要なしか。
→どちらも必要。上顎は「ReFort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術」を行う。小鼻からこめかみに向かって骨を両側とも水平に切り、片方は短くしてプレートで留める。
>鼻が変形するのはどの程度か。過去の例でいいので知りたい。
→今回は上顎を後方へ移動するため、鼻が上向いたり横に広がったりすることは少ないだろう。鼻の変形は、正しい顎の位置に沿うように変化する。
ただ、今回のReFort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術では、筋肉を骨からめくるように剥がすので、鼻を支えていた筋肉も同時に支えを失う。だから鼻は変形すると考えておいて間違いない。どのように変形するかは、推測できない。
その後、過去の症例を2つ見せていただいた。術前と術後半年の写真とを比較すると、確かに小鼻が広がっていたり、鼻の穴が大きくなったりしている気もした。
でも、並んで比較しないとわからないレベル。
多少の変化があっても本人らしさがなくなるという変化ではなかった。
《自分側で確認したこと》
>職場に事情を話して、手術がなしになった場合、休暇等どうするか相談。
→入院当日の夜には、3月の手術に心を決めたので、相談しなかった。
>しびれなどの後遺症の覚悟はある。「鼻の変形」についての覚悟は固められそうか?
→入院前日にある程度インターネットで調べてから、上下顎移動の手術内容の説明を聞けたので、先生の説明は想定内?だった。リスクなど最悪の事態を考えさせてくれることで、より信頼と覚悟が固まった。
鼻については、 執刀医の先生も「上顎を後退させるから鼻の穴の変形は少ないはず」と言ってくれたこと。もともと鼻腔の形が左右非対称なので、顎の位置の変化に合わせて変わるならそれもいいかなと思ったこと。鼻の変形のリスクはあるけれども今回はきっと少ないと思ったこと。それでも想像以上の変形になったら、その時考えよう(シンクロのノーズキャップしよう)。
ということで、これも覚悟はできた。
入院当日の夜には、安眠することができました。