手術当日と翌日(入院5日目〜6日目)一晩ICU
手術当日の朝。
ぐっすり寝たので、スッキリした面持ちで準備に入りました。
ベッドサイド
【手術当日スケジュール(入院5日目)】
7:00 起床・身支度
8:00 朝食・歯磨き
8:35 夫のお母さんが来院(夫は仕事で手術途中から立会い)
夫のお母さんには本当にお世話になりました。ありがとうおかあさん(T . T)
9:00 手術着に着替え(下着・化粧・アクセサリー・マニュキュアなどは取る)
術衣とT字帯というふんどしのみ着用しました。
9:20 手術室へ移動
お母さんが自前の入院体験談で先生たちを笑わせるので、全然緊張しませんでした。
9:30 手術室到着。ここから一人。
・キャップをかぶり、腕輪のバーコードを読み取り、手術台へ移動。
・左手の甲に塗り薬の麻酔をしていたところへ、針を刺す。
・酸素マスク装着。右腕に血圧測定も装着。
・おでこにピリピリするマジックテープのような物を装着。
・心電図のシールを胸に装着。
手術室はドラマのセットのようでした。でも、リアル感が全然違う。
ここで何人も救われていったんだと実感させられる。医療の世界は凄い。
これからも多くの方が救われていきますように、先生方と患者に力を貸してください、
よろしくお願いしますとお祈りしました。
麻酔を打たれる時、「左腕がじ〜んとしますけれど、心配いらないですからね」と言われ、心拍数が高鳴りました。
次の瞬間、今まで感じたことのない重だるさが左腕にバーンと広がり、「うわぁ、これか〜!」と思って、目を開けたら、翌日の朝11時になっていました。
【手術翌日(入院6日目)】
11:00
主治医の先生が名前を呼んでくれて、時間を教えてくれました。
「旦那さんとお母さんも来てますよ〜」と話しかけられ、気道確保のため口は開けられたのでしゃべって返事をしました。
徐々に意識がはっきりしてきたので記憶を遡ってみる。でも麻酔を打たれてから一晩ICUにいた記憶は一切なし。
「痛みはないですか?」と聞かれたので、ありませんと答えると、
「今痛みがない人は、この後も痛みは少ないですよ〜」と言われてもの凄く安心しました。
でも「腫れてきたね〜」と言われました😅
ICUの方に鼻づまりを2度吸引してもらいました。
14:00
ICUから一般病棟(個室)へ 寝たきりの私をベッドごと移動してもらいました。
途中、通路の段差を「ガタン・ゴトン」とおどけて教えてくださる看護師さんたちに、生きて帰ってこれたんだ〜としみじみ幸せな気持ちにさせてもらいました。
病室に入るとすぐに、夫とお母さんがベッド柵越しに来てくれました。
夫は泣いていました。
「俺が想像してたより、全然腫れてないよ。よく頑張ったね。よかった。
途中で顎がまっすぐか確認したんだよ。まっすぐになってたよ」
それから10分後に、夫は最終便の船に乗るためタクシーで帰り、
残ってくれたのは夫のお母さんでした。
・お母さんには、体の状態を確認してもらいました。
どこに何が付いているか、針はどこに挿してあるかなど。
濡れティッシュで口を拭いてくれて、気持ち良かった。
・看護師さんにカテーテルも抜いてもらい、下着を付け、病衣に着替えしました。
点滴はずっと色々なものをしていました。
・食事用の鼻チューブも装着されましたが、全然オエッとこなかった。
15:00〜15:30
ワイヤーで顎間固定開始。
歯の裏側に型を当てて、表に3か所ワイヤーで固定しました。
口周りはパンパンに腫れて痺れているし、痛み止めも効いていたので痛くありませんでした。
ただ、病室に戻り、呼吸困難になってナースコールが間に合わない場合は、自分でワイヤーを切るようにとハサミを置いて行かれたのにはビビりました。
幸い出番なし
主治医の先生から、「ドレーンと点滴はあさってまで。ワイヤーは1週間後に取る」と説明がありました。
17:00
・お母さん帰宅。本当に感謝しかないです。
そして夜。
一睡もできませんでした。
でも不思議と生きていることに感謝と覚悟で、長くも、苦しくもなかった。
一呼吸、一呼吸ごとに良くなっているんだと。
唯一、困ったことは鼻づまりでした。