顎変形症ありがとう

27歳からスタート!保険適用・顎変形症の治療記録。船で大学病院へ通っています。

手術当日と翌日(入院5日目〜6日目)一晩ICU

 手術当日の朝。

ぐっすり寝たので、スッキリした面持ちで準備に入りました。

f:id:orinto:20170317163214p:plain ベッドサイド

 

【手術当日スケジュール(入院5日目)】

7:00 起床・身支度

8:00 朝食・歯磨き

8:35 夫のお母さんが来院(夫は仕事で手術途中から立会い)

   夫のお母さんには本当にお世話になりました。ありがとうおかあさん(T . T)

9:00 手術着に着替え(下着・化粧・アクセサリー・マニュキュアなどは取る)

   術衣とT字帯というふんどしのみ着用しました。

9:20 手術室へ移動

   お母さんが自前の入院体験談で先生たちを笑わせるので、全然緊張しませんでした。

9:30 手術室到着。ここから一人。

   ・キャップをかぶり、腕輪のバーコードを読み取り、手術台へ移動。

   ・左手の甲に塗り薬の麻酔をしていたところへ、針を刺す。

   ・酸素マスク装着。右腕に血圧測定も装着。

   ・おでこにピリピリするマジックテープのような物を装着。

   ・心電図のシールを胸に装着。

 

手術室はドラマのセットのようでした。でも、リアル感が全然違う。

ここで何人も救われていったんだと実感させられる。医療の世界は凄い。

これからも多くの方が救われていきますように、先生方と患者に力を貸してください、

よろしくお願いしますとお祈りしました。

麻酔を打たれる時、「左腕がじ〜んとしますけれど、心配いらないですからね」と言われ、心拍数が高鳴りました。

 

次の瞬間、今まで感じたことのない重だるさが左腕にバーンと広がり、「うわぁ、これか〜!」と思って、目を開けたら、翌日の朝11時になっていました。

 

 

【手術翌日(入院6日目)】

11:00

主治医の先生が名前を呼んでくれて、時間を教えてくれました。

「旦那さんとお母さんも来てますよ〜」と話しかけられ、気道確保のため口は開けられたのでしゃべって返事をしました。

徐々に意識がはっきりしてきたので記憶を遡ってみる。でも麻酔を打たれてから一晩ICUにいた記憶は一切なし。

「痛みはないですか?」と聞かれたので、ありませんと答えると、

「今痛みがない人は、この後も痛みは少ないですよ〜」と言われてもの凄く安心しました。

でも「腫れてきたね〜」と言われました😅

ICUの方に鼻づまりを2度吸引してもらいました。

 

14:00 

ICUから一般病棟(個室)へ 寝たきりの私をベッドごと移動してもらいました。

途中、通路の段差を「ガタン・ゴトン」とおどけて教えてくださる看護師さんたちに、生きて帰ってこれたんだ〜としみじみ幸せな気持ちにさせてもらいました。

病室に入るとすぐに、夫とお母さんがベッド柵越しに来てくれました。

夫は泣いていました。

「俺が想像してたより、全然腫れてないよ。よく頑張ったね。よかった。

途中で顎がまっすぐか確認したんだよ。まっすぐになってたよ」

 

それから10分後に、夫は最終便の船に乗るためタクシーで帰り、

残ってくれたのは夫のお母さんでした。

 

・お母さんには、体の状態を確認してもらいました。

 どこに何が付いているか、針はどこに挿してあるかなど。

 濡れティッシュで口を拭いてくれて、気持ち良かった。

・看護師さんにカテーテルも抜いてもらい、下着を付け、病衣に着替えしました。

 点滴はずっと色々なものをしていました。

・食事用の鼻チューブも装着されましたが、全然オエッとこなかった。

 

15:00〜15:30

ワイヤーで顎間固定開始。

歯の裏側に型を当てて、表に3か所ワイヤーで固定しました。

口周りはパンパンに腫れて痺れているし、痛み止めも効いていたので痛くありませんでした。

ただ、病室に戻り、呼吸困難になってナースコールが間に合わない場合は、自分でワイヤーを切るようにとハサミを置いて行かれたのにはビビりました。

幸い出番なし

 

主治医の先生から、「ドレーンと点滴はあさってまで。ワイヤーは1週間後に取る」と説明がありました。

 

 

17:00

・お母さん帰宅。本当に感謝しかないです。

 

そして夜。

一睡もできませんでした。

でも不思議と生きていることに感謝と覚悟で、長くも、苦しくもなかった。

一呼吸、一呼吸ごとに良くなっているんだと。

 

 唯一、困ったことは鼻づまりでした。