顎変形症の治療をはじめるまで①経緯
中学生のころ、頬杖を付く癖があり、
高校生くらいから顎が少しずれ始めた。
少しのずれだったけれど、気づいたときはすごくショックだった。
それまで小学生のときに 矯正治療で一度は綺麗な歯並びになっていたから。
自分の癖で悪くしてしまったんだと思って。
(小学生のときは顎のずれはなく、前歯の反対咬合と全体の歯並びを整える
目的だったので、夜間のマウスピースだけで2年くらいで終わった。
しかし、もともと顎は小さく、少ししゃくれていた)
高校生で頬杖をやめたのにも関わらず、その後も顎のずれは止まらなかった。
次第に顎のずれは大きくなり、前歯一本分ほど右へずれた。
笑顔や表情筋のゆがみに加え、左右の目の位置もずれた。
下の歯並びが再び歪み、八重歯が反対咬合になった。
「しゃくれ」を人に指摘されることも出てきた。
顎の関節音も大きくなった。
小学生のときの矯正治療する前の歯並びに戻っていくような感じ。
どんどんコンプレックス化して、人目が気になるようになった。
時々ネットで調べていると、私の症状は顎関節症かなと思った。
でも、ある時、もしかして
手術が必要な「顎変形症」に当たるのではないかと見当をつけた。
顎変形症で保険が適用すれば、自分の給料でもできないことはないはず。
これまでずっと、
「治すなら大人になってから、自分のお金と責任でしよう」と思ってきた。
社会人になって数年経ち、ようやく矯正費用くらいは出せそうな余裕も出てきた。
最近は、顎と口が力んでいるような違和感が常にあり
今まではなかった噛むときの顎関節の微弱な痛みも出てきた。
これ以上悪化したらやだなぁ。
・・・
そろそろこの顎を何とかしたい!
保険適用で予算内(70万前後)ならやる。
保険適用外(100~300万)ならやめる。
そう算段し、覚悟を決めて
親知らずを抜くのに大変お世話になった大学病院に、診てもらうことにした。